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第11回「挨拶について」

今回は「挨拶」について書かせていただきます。
前回の質問の「いらっしゃいませ」は挨拶でしょうか?の答えは!
「挨拶ではありません」でした。実は「いらっしゃいませ」はビジネス慣用語です。
挨拶の漢字には“心を押し開く”という意味があります。よって挨拶はコミュニケーションの始まりと言われます。
弊社のCS研修を受けたことのある皆様は当然、正解でしょうね??

挨拶はコミュニケーションですので相手との2wayコミュニケーションがあるはずです。例えば、
「おはよう」・・・「おはよう」
「いってらっしゃい」・・・「いってきます」
「お帰りなさい」・・・「ただいまー」

では「いらっしゃいませ」・・・「???」
答えることができません。「はあ」とか「ども」とかでしょうか。
よって「いらっしゃいませ、おはようございます(こんにちは)」「いらっしゃいませ、今日も暑いですね、大丈夫でしたか?」などプラスアルファの一言掛けがあって、ビジネスの慣用語から挨拶になりますし、自然な笑顔も生まれることでしょう。
時々、「いらっしゃいませー、いらっしゃいませー」と声を張り上げる店に遭遇することがあります。アナウンスの一部と化している「いらっしゃいませ」は耳障りです。

CS調査を実施していますと、CS調査の結果が業績と比例しないケースも多々ありますが、弊社調査では唯一「挨拶がよくできている箇所は業績もいい」はどの業態でも共通していますのでご参考まで。

「挨拶」のポイントは相手を見て言うこと。ちゃんと相手を見て言いなさいと指導なさる管理職や先輩の皆様もいらっしゃることと思います。ちゃんと相手を見ると指導なさるときに、「心も相手に向けるのだから、顔と心臓まで相手に向けるつもりで相手と向き合う」ようにと身体の向きまでお伝えしてみてはいかがでしょうか。これはホテリエの訓練方法です。

日頃から思うのですが、お子さんをお持ちの方ですと、休日にお子さんと歩いていて、顔見知りの人に会った時に我が子が「こんにちはー」と挨拶をしていて、いつの間に挨拶できるようになったんだろー、成長したなーと思ったことはありませんか?
挨拶はそんなものです。保育園児と同じことを学んでいるのですよ!
ビジネスマンとしては、お客様の状況を観察し、お客様に合った云々…をプラスしたり、メラビアンの法則を理解した上で云々と、保育園児に負けない挨拶をめざしたいものです。

追記ですが、メラビアンの法則は諸説ありますが、
 態度・動作・姿勢等の見た目  55%
 言い方・抑揚・リズムなど   38%
 言葉そのもの、敬語など     7%
時々数字を忘れてしまうインストラクターの方に!「GOGOサバンナ」で覚えておかれるといいですよ。続きがあって「GOGOサバンナ、そんなに急いでどこへ行く?」とコンサル同士で遊んでおります。(笑った方はメラビアンを使い込んでいる方だと推察します・・・。)

さて、次回は「GOGOサバンナ」の38%の言い方について書かせていただきます。
主に否定語の使用が癖になっている方が多いように思います。ご自身では気づかない、相手を否定する言い方です。
「いえいえお客様、こちらは是非お勧めしたいサービスなんですけど。毎月210円かかってしまうんですがお得だと思いませんか?」
の台詞。どこが否定語でしょうか?


<第12回「否定語について」を読む>


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