4.女性能力開発研修
厚生労働省より各企業に対し女性管理職の増強について方針が出されています。また、ダイバーシティの考え方も浸透してきました。実際、5年ほど前から今後の自社の先行きを危ぶみ、女性社員活性化に取り組む企業様が増えてきました。実は20年前にも女性リーダー研修という名目で、業務変化・昇格の少ない「女性社員のための意識付けプログラム」や「女性社員のまとめ役プログラム」は中堅女性社員対象に頻繁に行われていました。昨今の女性社員研修は、単に女性のまとめ役ということではなく、管理職登用、ベテラン女性社員の業務スキル強化・意識向上、一般職のやる気アップなどその階層・内容とも多様化しています。
現状の課題
●管理職になりたくない女性職員
・管理職になりたくない!と考える女性が圧倒的である
「今までに管理職になった女性がいないから、考えた事がない。」
「数名管理職になった女性はいるけれど、あの苦労している様子をみているととても管理職になりたいとは思えない。」
「私は今のままが楽でいい。」等、会社は好きだし、仕事もやりがいを感じるから長く勤めたいけど管理職にはなりたくない!と考える女性社員の数は多いと思われます。そのひとつの要因に、ビジネスモデルとなる先輩女性社員が少ないことがあげられます。
・管理職になる自信がない
男性社員のように営業や開発をやってきたわけではない(事務中心の)女性社員の場合は、管理職になってどのような職務につけられるか、務まるかどうか不安に思ってるために昇格試験にチャレンジしたくないと考える女性社員も多いようです。
●主任・リーダークラス時期の意識・意欲不足
金融機関では、監督職クラスまではリーダー・プレイヤーとしての業務遂行が中心のため、ルーチン業務を正確に迅速にこなしていく能力が重要視されます。(勿論人によっても担当によっても異なりますが)これは男女共に同じ事なのですが、この時期に、近い将来、管理職になることを意識するか否か(期待されるか否か)で大きな成長の差が出てくるのではないでしょうか。
ここに男性社員との差が生まれるのではないでしょうか。正確・迅速な業務遂行は女性の得意とすることであり、多くの女性社員は受け身の仕事に慣れています。そのためにプレイヤーである監督職であるうちは十分な能力を発揮できますが、管理職となってマネジメントの視点に立ったときに、どのような行動や判断が必要なのか、仕事を作り出すとはどのような事なのかをイメージできない女性監督職は多くいらっしゃいます。
女性社員育成のカギは「業務レベルのアップ、スキルアップ」から始めることと「管理職の意識変容」の2つです。女性社員の上司の皆様からは
「何かすっきりした様子だ」
「女性社員研修の次の日から、仕事振りが変わった!」
「研修を受けた女性社員が今では課長職になった」
「この研修が管理職への登竜門として認識されている」
「若手クラスの女性社員も受けたいと言ってきた」との声を頂いています。
女性能力開発研修の目的と特徴およびプログラム
4-1.女性能力開発研修
4-2.ベテラン女性研修(ビジネス能力ブラッシュアップ)
4-3.管理職登用のための女性研修
【研修の特徴】
知恵プラスでは、多くの実績から独自の女性研修プログラムを開発しております。また、女性社員の意識調査をはじめ、多くのデータから最適なプログラムをご提案しております
□期待役割・行動・スキル課題認識(現状認識)による正しい自己理解
→御社女性社員の課題を、事前アンケート(研修課題)などで洗い出します
□女性社員の特性を考慮したプログラム構成
→課題に自ら気づけるよう、一般論ではなく御社ケースをもとにフィードバックします
□管理職を巻き込んだプログラム展開
→職場実践の支援者として、管理職のご理解は重要です。管理職対象に研修報告会はもちろん、参加者対象に職場実践度アンケートなどをとり、その実践度について管理職と参加者が話し合う機会をつくります
■目的
・業務遂行のエキスパートとしてはもちろん、リーダーとしての職場で期待される役割を理解する
・マネジメントの基礎となる考え方を理解する
・職場目標を意識し、全体最適の視点を強化する
・自身の業務遂行の傾向を把握し、チームワーク向上のため今後必要なビジネススキは何かを掴む
■カリキュラム
時間 | 1日目 | 2日目 |
---|---|---|
9:00 12:00 |
・オリエンテーション 研修のねらい、講師紹介 1.環境変化の中で我々に求められること ①変わる環境変化と働き方 ②お客様の期待・会社の期待・上司の期待 ③我々に求められていること=身に付けるべき能力を明確にする ・ビジネス能力チェック |
1日目の振り返り ④発表 ・各グループより代表者が出て最適案の発表 ・講師フィードバック ⑤論理的思考力とは ⑥ビジネススキルの強み弱み分析 |
13:00 17:00 |
2.マネジメントに必要なビジネススキルを強化する ①インバスケット演習説明 ②インバスケット演習実施 ・個人作業 約90分 (15案件程度) ③指定案件最適処理案作成 ・最適案討議 ・発表準備 |
3.リーダーシップ発揮の基本スキル ①リーダーシップゲーム ・Kゲーム実習 ②組織活性化のための情報共有とは ③組織での報・連・相 ④今後強化したいスキル ・まとめと質疑応答 ・職場実践アクションプラン作成 |
■目的
・ベテランの女性社員に対し、管理職登用ために意識づけ、基礎能力を理解する
・各人でビジネススキルの強み・弱みを認識し、課題となる知識・スキルの強化を図る
・管理職候補となる方々の管理職登用をにらみ、必要な基礎知識を強化する
■カリキュラム
時間 | 1日目 | 2日目 |
---|---|---|
9:00 12:00 |
・オリエンテーション 研修のねらい、講師紹介 女性活性化に関するご講話 1.環境変化の中で我々に求められること ①変わる環境変化と働き方 ②会社の期待・お客様の期待 ・私たちへの期待、役割/職場の問題解決に向けて ③マネジメントとリーダーシップ ・職場を変える私のリーダーシップとは ④身に付けるべき能力を明確にする ・ビジネス能力チェック |
1日目の振り返り ④発表 ・各グループより代表者が出て最適案の発表 ・講師フィードバック ⑤論理的思考力とは ⑥ビジネススキルの強み弱み分析 |
13:00 17:00 |
2.ワンランクアップの業務遂行のために ①インバスケット演習説明 ②インバスケット演習実施 ・個人作業 約90分 (15案件程度) ③指定案件最適処理案作成 ・発表準備 ④発表 ・良い点・改善点相互フィードバック |
4.キャリアビジョンを考える ①「ありたい自分」のためのキャリアを考える ②過去-現在-未来のライフライン ③キャリアワーク情報共有 他者との情報交換・相互アドバイスをうけることでより ありたい自分を見つめる 5.行動宣言 ①行動計画書の立て方のポイント ②明日からの行動宣言 |
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