10.アセスメント
成果主義人事制度のもと、人材育成場面においても「ボトムアップ」から「少数精鋭教育」へと変化の影響度合を高めています。
人事戦略においても、適材適所の傾向が強くなり、「ビジネスリーダーを主要部署におき、部門全体のレベルアップをはかる」考え方に移行してきています。
経営に関われるような次世代リーダー育成には、ある程度の年月が必要であり、OJTでの経験とのリンクが重要です。現状の人員構成の中、プレイングマネージャー化しているマネージャークラスがNo.2を育てられないという課題も存在しています。
そこで、まずは次世代リーダー選抜&スキル習得のための研修が必要になります。
今後のフォロー体制に関しましては、目標管理とのリンクが継続的な育成に繋がります。
研修のねらい
・ヒューマンアセスメント手法を用いて、次世代リーダーのスキルトレーニングを行うことにより、
1.次世代リーダーとして、どのようなマネジメントスキルが求められているのか、またそれに対する自己保有のスキルの確認を行う
2.演習を繰り返すことによりマネージャーに必要なスキルが何かを体得して頂く
3.研修終了後の個人レポートで、自己の弱点を把握するとともに、今後身につけなければならないスキルを明確にする
・人事部様として。次世代リーダーの選抜を行う
概ね選抜されているであろう次世代リーダー候補生を外部コンサルタントの目で裏づけをしていく機会とする
研修終了後、人事部様向けには順位(点数)の入った個人レポートを提出させて頂きます。
ヒューマンアセスメントの設計概要
<設計のプロセス>
ヒューマンアセスメント【HA】は、基本的に次のプロセスで設計いたします
1.人事政策、HA導入構想・目的・対象層の明確化(ご確認)
・HAシステムは、経営の諸活動を側面からバックアップするものであるから、中長期に渡る経営課題・人事政策等を認識し、その中でどの様なHAシステムを設計するのか、組織にどの様な状態を作り出すのか等の方向づけを明確にする必要があります
※貴社における事業戦略、人事システム等についてのご確認を踏まえ、HAの位置づけ(導入構想‐目的・方針・長短期計画等)に関する共通認識を形成させて頂きます
2.アセスメント報告書の仕様・報告書形式・納期の検討、確定
・お客様のご要望に伴い、HAにおけるアセスメント報告書の構成・内容・報告書形式は多様化しております
上記におけるご確認を踏まえ、適切なアセスメント報告書の構成・内容・報告書形式・納期等を検討・確定いたします
※評定一覧表・分析データ類・個人レポート等
※書面による報告、報告会の実施、受講者個人別フィードバック、上長に対する報告等
3.人材モデルの設定・ディメンションの設定
・貴社の求める人材モデルの検討を踏まえ、ディメンションを設定いたします
※人事マニュアル等についてご確認させていただいた上で、ターゲットとなる職務・職位におけるクリティカルな能力特性を検討することが必要になります
コンサルタントによるご提案、議論などを通じて設定いたします
(必要に応じ、各種インタビュー、質問紙による調査を実施)
4.演習課題の選定
・設定したディメンションが外面から観察されやすい態度や行動として効果的に表出される。また、多面的行動観察の側面を考慮し、数種選定いたします
5.コースプログラムの設計及びテキスト類の検討、確定
・上記における条件を満たし、且つ受講者への配慮・人事部の意図・アセスメントスタッフにおける運営条件・その他の制約を満たすことが必要とされます
※コンサルタントによるご提案、議論などを通じて設計、確定いたします
6.研修日程・予算の検討、確定
7.スタッフ(アドミニストレイター・アセッサー)の確保
8.研修機材・備品の検討、確定
ヒューマンアセスメントの構成要素
(1)ディメンンション
ディメンションとは、人の能力側面のことです
即ち、個々人の能力や資質などが態度や行動として表れたとき、それが職務の成功・不成功にいかに関連するか、その人の知識・スキルを表す行動として現れるか、また自己の職務遂行はいかに動機づけられているか、それらを観察するために要件項目として設定するものであります
【ディメンション・モデル】
(2)演習課題
ヒューマンアセスメント【Human Assessment】では、「参加者」能力・資質を捉える為に、様々なシミュレーション【Simulation=模擬演習】を設定します
【演習課題のモデル】
プログラムモデルⅡ<1泊2日間による実施
(1)モデルカリキュラム
時間 | 1日目 | 2日目 |
---|---|---|
9:00 12:00 |
※コースガイダンス 1.企業環境の変化 2.求められる役割・能力 |
5.第3回実習つづき (3)グループ研究 ― IB/GD ― (4)全体検討 講師フィードバック |
13:00 18:00 |
3.第1回実習 【グループ討議Ⅰ】 (1)解説 (2)討議/行動観察 (3)VTRレビュー /記録整理・評価 (4)相互フィードバック 4.第2回実習 【グループ討議Ⅱ】 (1)解説 (2)討議/行動観察 (3)VTRレビュー /記録整理・評価 (4)相互フィードバック | 6.第5回実習 【グループ討議Ⅲ】 (1)解説 (2)討議/行動観察 (3)VTRレビュー /記録整理・評価 (4)相互フィードバック 7.面接演習つづき (3)VTR観察 (4)相互フィードバック (5)講師フィードバック 8.自己啓発計画書立案 |
19:00 21:30 |
5.第3回実習 【インバスケット演習】 (1)解説 (2)個人研究 6.第4回実習 【面接演習】 (1)面接計画 (2)面接実施/VTR録画 |
(2)汎用ディメンション
(1)インパクト
(2)イニシアティブ
(3)バイタリティ【活動性・持続性】
(4)ストレス耐性
(5)自主独立性
(6)影響力【対個人・対集団】
(7)説得力【セールスマンシップ・折衝力】
(8)柔軟性
(9)順応性
(10)感受性【共感性・反応力】
(11)理解力
(12)表現力【対話力・文章力】
(13)計画・組織力【計画力・組織力】
(14)コントロール【基準・成果】
(15)人材活用力
(16)分析力【構築力・究明力】
(17)判断力【展開力・選択力】
(18)決断力
(19)リスクテーキング
(20)創造力
(21)課題達成意欲
(22)組織感覚
(23)執着性
(24)関心の幅
(3)アセスメントレポートの概要
1.総合評定一覧表
2.AI分析図
3.合計点分布表
4.ディメンション別平均点
5.強点・弱点表
6.個人別アセスメントレポート
(4)アセスメント運営体制
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