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第20回「メールのマナー」

今回のCSコラムも、答え合わせからスタートしましょう。

上司から横浜の支社長を含めた10名にメールを送るよう指示を受け、メール送信後の報告として正しいものはどれでしょうか?

① 横浜支社の支社長など9名にメールを送りました。 → 9名に送った
② 横浜の支社長以下9名にメールを送りました。 → 9名に送った
③ 横浜の支社長ほか9名にメールを送りました。 → 10名に送った
④ 横浜の支社長はじめ9名にメールを送りました。 → 9名に送った

正解は③でした!いかがでしたでしょうか?

さて、メールのマナーについてです。
最近は各企業のセキュリティーの関係で、受信や送信メールは、上司や会社側のチェックが入るケースも少なくないですね。以前のように、友達言葉で書いたり、気軽に返信をすると、相手に迷惑がかかるケースもあるようです。
また、急いで打ち込むと誤植も起こりうることが多々。私もその傾向が強いのですが。。
以前の失敗では「カビ式会社○○○○  △△部長様」と出してしまい、お客さまからの返信に「カビないよう精進していきます(笑)」と書かれていました。

【メールの基本的マナー】
① 宛名はアドレスのままにしない
よくやり取りのあるお客様はとくに! 「社名 お名前+様」で登録する

② 件名でわかるようにする  
件名は、後々、検索するときにわかるように件名で内容がわかるようにする。
「報告です」などの件名はNGです。「○○についての報告。2015.5.16 営業部 服部」
「○○についてのご案内 【MJBC服部でございます】」など

③ 重要度!は使わない方が賢明  
相手によっては失礼に当たります。開封確認もシステムとして使っている企業もありますが、そうでなければ避けた方が無難でしょう。

④ 本文は簡潔がモットー
・「いつもお世話になっております」「先日はご面談いただきありがとうございます」程度の簡潔な挨拶のみで十分
・3行~5行でひとまとめの塊をつくるとよみやすい
・一行は25~30文字(一般論ですが)
・数字や日時等は箇条書きが読みやすい
・結びの挨拶も簡潔に 「○○の件、よろしくお願いします」など
・長い文章の場合は、始めに「長い文章となりますがご容赦ください」
 終わりに入れるならば「長々と失礼いたしました」等を入れる
(実は・・・タイプによっては、メール文章の下の方=スクロールしないと読めない部分 を読み落とすケースもあるのです)

⑤ 返信や転送の件名はRe/Fwの前に自分の件名を入れる

⑥ やり取りが多くなっても「Re」は一つだけ

⑦ 転送の場合は、元メールのアドレスを残すか削除するかを考える
迷ったらコピペを選択

⑧ コピペの場合はコピペした旨がわかるようにする
「引用」「<・<<」マークを残す

⑨ 署名は自分の所属・連絡先が分かるようにする

⑩ CCとBCCの使い方を注意する
CCとBCCは入れ方で何かを意図しているのかな?と推測してしまいます。
念のためCCに上司を入れる場合もあります。
重いファイルを送る場合など、何でもかんでもCCで入ってくるほど迷惑なことはありません。
別メールで「送っておきました」報告で良くないか?と思うこと多々。
(ミャンマーにいる時などはネット環境が悪いため、重いファイルをCCで入れられると、他メールも受信できず、何を送ったんだ??と・・・)

⑪ 電話とメールは併用を心がける
重要な案件ほど、メールで送りっぱなしにしないことです。あるメーカーの部長の方が「1日200件メールが入ってくるから見逃すケースも多い」とおっしゃっていました。


その他、メールの相手先との関係によって(笑)や(泣)や(爆笑)や(神~)や絵文字が有効な場合もあります。もちろん失礼になることが基本ですが、絶対ダメというものではないと思います。
また、人それぞれのやり方やこだわりもあることと思います。
・同業界の代表の方にお花を贈ったところ、すぐ次の日に、お花を飾った会社の受付の写真を添付くださいました。御礼メールはよくありますが、送った側としてはうれしかったですよ。ひと手間が印象に残ります。
・営業のお礼メールも多く来ますが、面談中の話を引用してくれる営業マンはさすがだなと思います。
・静岡の企業様は、季節ごとに富士山の写真を添付くださいます。いつも楽しみにしています。

本日も永杉様へのメールで「ナが過ぎ酸」と・・・。初めての経験だよとおっしゃっていただきましたが、永杉さん!本当に失礼いたしました。

では恒例の問題です。
今回は気楽な「一般常識」クイズー!!

問1 どれが間違っているでしょうか?
1.氷菓子  = 金平糖のこと
2.練り菓子 = まんじゅうのこと
3.もち菓子 = 草餅、大福もちなどのこと
4.干菓子  = カステラ
5.水菓子  = 水ようかん

問2 読めるかな?
魚介類
 烏賊 鰹 秋刀魚 河豚 鮪 鰤 鮑 鰆
野菜・果物
 南瓜 檸檬 西瓜 胡瓜 葱 

問3 違いを説明してみましょう♪ 
精進料理 → 
普茶料理 →
本膳料理 →
懐石料理 →
会席料理 →
薬膳料理 →

次回は意外と知らない? 一般常識についてです。


【ミャンマービジネス体験のご案内】
ミャンマーで研修事業をスタートさせて約半年が過ぎました。その間、ミャンマーとの文化の違いや商習慣の違いに戸惑い、時には憤慨しつつも、何とか事業として続けてこられたのは、基本的なミャンマーの方々の人柄の優しさのおかげだと実感しています。その優しさが、ビジネスにおいて我々の理解できない行動となることも多く、文化の違いを感じている日々です。

ミャンマービジネス体験訓練

さて、今回、ミャンマービジネス体験プログラムのご紹介をいたします。別名「修羅場体験」。
実際に日本人の方々からは「ミャンマーでの仕事は修羅場ですー・・・」という声が聞こえてきます。
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では、なぜミャンマーなのか?

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視察も一段落した昨今です。視察ではわからないことも多々あります。ぜひ、ミャンマービジネス体験で真のミャンマービジネスをご体験ください。


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