新入社員研修の知恵プラス 

知恵プラス
CSコンサルティング

第10回「マナーの達人に学ぶ」

はやくも10回目のCSブログです。
前回、「名刺交換」のラストに書かせていただきました『時計は身につけるべきかどうか?』の回答ですが、“時計を身につけることが常識“の範疇です。
時計を身につけないから身だしなみが悪いということではなく、ビジネスマンなら時計で時間を管理するのは当たり前であるという理屈です。携帯は電話をしたり情報を見るもので、時計ではありません。商談中に携帯を出して時間を確認はできないでしょう。
というように時計を身につけない若手をご指導してみてはいかがでしょうか。

さて、今回のテーマはブログ風に「マナーの達人に学ぶ」と題してみました。
最近、いわゆるマナーの先生とご一緒することが多く、その洗練された動きといいますか・・・徹底したマナー行動に感動すら覚える毎日です。
何と自分自身はがさつなのかと。。

『この人ってマナーの達人だな、かっこいいな』と思う方は身近にいらっしゃいますか?
私自身が、この方はかっこいいなーと最初に思ったのは、まだ銀行に勤めていた20代の頃でした。マナーも知らない、気も利かない、しかもそのことに気づいてもいない時代でした。
新入行員研修の開講挨拶に頭取がいらっしゃった時の出来事です。開講挨拶が終わり、お帰りになる際に靴を履こうとなさっていました。ところが靴べらがない!「あっ」と思わす声に出したところ、頭取は「いやいい」と、さっと胸のポケットから真っ白いハンカチ(ハンカチーフ?)を取り出し、靴べら代わりになさったのです。感動―!かっこいい~。後日、行内報に、『ある紳士の話』とそのエピソードを載せたところ、頭取が「俺のことだろ?」と照れていらっしゃいました。若いころからスーツは無理をしてでもオーダーメイド、靴はバリーとこだわっているんだよと言うお話も聞かせていただきました。普段は厳しい、本当に厳しい方でしたが、今でも尊敬している方です。

先般ご一緒したマナーの先生の所作が美しくて、徹底していて驚いた話をば。
休憩中に
A先生「失礼して洗面所に行かせていただきます。お先にいっても宜しいですか?」
私「どうぞどうぞ」
戻ってきたとき
A先生「トントントン(ドアノック)行ってまいりました。お先にありがとうございました」ときた!

私が先に行く時は・・・
私「トイレに・・・いえ、洗面所に行ってまいります。先に行ってもいいですか?」(まだラフですが)
A先生「とんでもないことでございます。お気になさらないでくださいませ」ときた!

飲み物を手渡した時は・・・
A先生「申し訳ないことでございます」ときた!
はじめは驚き、同じようにしようと思っても照れてしまい・・・。一緒に過ごしているうちに、どんな時でも、誰も見ていなくても、誰に対しても同じ態度で接している姿に感動し、影響されている自分がおりました。

「とんでもないことでございます」「申し訳ないことでございます」
私たちが日ごろ使っている「申し訳ないです」は正しい日本語「申し訳ないことでございます」の省略形です。「とんでもないです」も同様。
もちろん現代社会において一般的に使われている言葉が優先になります。ただ、「申し訳ないことでございます」「とんでもないことでございます」を、いとも当たり前のように使っている姿、胸のポケットから当たり前のようにまっ白いハンカチを取り出し靴べら代わりにする姿は、身についているからこそかっこいい、スマートなんだな~と思います。

酷暑の真っ最中ですので、お気軽な内容でした!

さて次回は、基本中の基本「挨拶」についてお話しします。
皆さまに質問です。「いらっしゃいませ」は挨拶でしょうか?



<第11回「挨拶について」を読む>


<第9回「名刺交換」に戻る>

 

お問合せ

本研修へのお問合はこちらから

お問合