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第15回「飲み会のマナーについて」

前回は「忘年会で新人はお酌をしに行くのがマナーでしょうか?」と質問をさせて頂きました。答えはYesでしょう!そりゃあ行くでしょう!行くようにご指導下さい。
ただ、企業によってはパワハラになるケースもありますので強要はしてはいけません。
乾杯時のビールも「最近の若者はビールじゃなくてチュウハイを飲む」のも、乾杯は周りの人に揃えることもマナーではないでしょうか。だからビールでまずは乾杯という理屈が成り立ちます。個人個人が注文して乾杯が遅くなったり、注文と違うものが出てきた云々・・・。
こちらももちろん身体の調子もありますので強要はできませんが・・・(T_T)/~~~

まずは時間に遅れないこと。新人は早めに着くといいでしょう。
座る位置も重要です。上座・下座はきちんと目上の方から座って下さい。目上の方が座って下さらないと部下側も座る位置が定まりません。
盛り上がってきたら、「電車の時間は大丈夫ですか?」「車を呼びますか?」などの気配りができる新人であってほしいと思います。

ビールやお日本酒の注ぎ方等は情報がたくさん出ていますので、今回はワインの常識をば。弊社コンサルタントの金子がソムリエでもありますので、ワインについて間違いやすい点を列挙してみました。

【よく勘違いしているワインの飲み方】
・サービスは自分でしない
・ワインクーラーで置かれている場合は自分でサービスをしても良い
・サービスは男性がする
・ワインは飲みかけの途中でも注いでいい
・グラスは持ち上げない
・グラスはカチンしてはいけない・・・グラスが割れるから
・グラスの足をもつ
・ワインの香りを引き立てるために回すが、ぐるぐる回さない。机につけて回すとこぼれない。逆時計回り(うんちくで逆時計回りは過去に思いを馳せて・・時計回りは未来を・・を語るも良し)
・テイスティングはお金を払う人がする
・テイスティングは味をみるものではなく、飲めるかどうかの品質チェックのために行うもの。ソムリエが選んだものを味で断らない
 保存状態が悪くてカビ臭い場合は「かえて下さい」と言っても良い
 ※私はこれは知りませんでした!!

 最近、ミャンマーに行くことが増えており、その際に通訳をしてくれている方が、27年間日本に住んでいて、有名高級焼き肉店でマネージャー兼ソムリエをなさっていました。
ミャンマーの日本人の間で「ミャンマー国籍の伝説のマネージャーがいる」と噂になるほどの方でした。一緒にワインを飲んだ時に(私は飲めないのですが・・)赤ワインを注文して、スタッフに「ワインクーラーに水を○○CC 氷を○個入れて」と指示を出していました。赤ワインでも冷やすんだ―と聞いたところ、このワインは若いから「○度になると味が変わるんですよ」とのこと。所作もきれいな男性ですが、その真面目さとこだわりには頭が下がります。日本語で学んだから難しく、人の3倍かかったとおっしゃっていました。その甲斐あってか、来年、ミャンマーでソムリエ協会を立ち上げることが実現しそうです。
余談でした。

さて、来年もCSブログを継続していきたいと思っております。
こんなテーマが良いとのご意見があれば、是非リクエストをお願いいたします。

皆さまに 良い新年をお迎え下さい。


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